猛暑の夏も終わり、空も秋色を帯びてきましたね。
そんな折、9月の台風さながらの発表がAppleからなされたようです。
Apple、App Storeの放置アプリを9月7日から削除へ ガイドライン改定でアプリ名は50字までに(ITmedia ニュース 16/09/02)
本エントリーによりますと、今回下記2つの変更がApp Storeに加わるとのことです。
- アップデートされずに放置されているアプリの削除
- 今後登録するアプリ名の長さ制限(50文字まで)
このような変更が加わることでどういった影響があるのか考察してみたいと思います。
放置されているアプリに起こる影響
放置されているアプリの中には
一度作ったものの、更新をせずに放置しているものもあるかと思います。
更新をすることが出来ずに放置されているアプリ、はどうでしょう?
- 1年の間に奇跡的にあるApp Storeの審査が緩い瞬間に審査を通したアプリ
- なにかしらの施策により審査基準では通るはずがないけれども存在するアプリ
もしかしたら、上記アプリの中にも
安定的にユーザーを確保しており、安定的な収益を確保していた事例もあるかと思います。
今回のApple側の決定により、そういったアプリが全て一掃される形となります。
タイトルが50文字以内に制限されることでの影響
今まで、AppStoreにおけるタイトルの制限文字数は3~255文字でした。
この特性を活かし、タイトルに以下のような文言を入れるデベロッパー様は多かったと思います。
- 競合のサービス名
- 検索ボリュームの多いキーワード
- アプリの想定ターゲットが検索しそうなキーワード
- テレビなどで話題になったキーワード
今回、文字数が50文字以内に制限されたことで、
上記のようなキーワードを設定し、自然流入数を稼ぐ、
いわゆるASO(App Store Optimaization)と呼ばれる手法の幅が狭まったと捉える事ができます。
最後に
Appleでは、App Store内での検索連動型広告を準備するといった発表と行っており、
今回の改定は、その下準備なのでは?という見え方が出来ます。
従来のプロモーション手法は、どんどんプラットフォームにより規制されており
今後の戦い方は、また難しい局面を迎えることになりそうです。