【あやんせが行く!Vol.12】全世界で11億DLのカメラアプリディベロッパーMeituに聞く、「盛れるアプリ」の最前線


株式会社Zucksにて広告営業ガールをしている“あやんせ”が、アプリ関連業界人を訪ねるコーナー「あやんせが行く!」。第12回目となる今回は、国内で2000万以上DLされているカメラアプリ「BeautyPlus」を運営するMeitu(メイツ)さんにお話を伺いました。

今回お話を伺った人

メイツテクノロジー・ジャパン株式会社 マーケティングスペシャリスト 石川洋子

女性の「あったらいいな」を取り入れて全世界で総DL11億以上

– Meituさんは、いくつかカメラアプリをリリースされているかと思うのですが、それぞれDL数やユーザー層を教えてもらえますか?

石川洋子さん(以下、石川):私たちがリリースしているアプリの中で、日本で人気があるのは、「BeautyPlus」「MakeupPlus」の2種類です。「BeautyPlus」は日本で1,500万DL以上、グローバルでは2億以上のユーザーにDLされています。

– 2億!!!!!

石川:もちろん全世界での数字ですけど、「BeautyPlus」は開発元の中国やアメリカ、東南アジアなどにユーザーがいらっしゃいます。

カメラアプリのユーザー層というと、10〜20代をイメージしてしまいますが、「BeautyPlus」の日本のユーザー層は20代の女性が中心に、30〜40代の女性ユーザーも多いんですよ。

BeautyPlusは、ちょうど自撮りが日本で普及しだした時期にリリースされたんです。プロモーションはしていないんですが、口コミでじわじわと広がって、このDL数を達成することができました。

石川:もうひとつのアプリ「MakeupPlus」は、アプリ上で化粧品ブランドのリップやシャドーを試すことができるアプリで、これからユーザー数を伸ばしていくフェーズですね。

– (「MakeupPlus」を利用しながら)スマホで自分の顔を写すだけで、化粧品ブランドの色を再現したチークやリップが試せる!すごい!化粧品はデパートで試すこともあるんですけど、いくつも試していると肌が荒れちゃいますし……。

石川:そうそう、そうなんです!わざわざデパートに行くのもおっくうですよね。Meituは社長が女性ですし、女性社員も多いので、女性の「こういうアプリがあったらいいな」というニーズを開発に積極的に活かしています。
そうだ!メイク前とメイク後の顔を半分ずつ画面に表示できる機能もあるんですよ。

– ほんとだ!顔が半分変わってる笑笑笑

石川:2分割されると変化が分かりやすいですよね。トータルメイクはいま流行りのものを試すこともできるんです。日本ではまだ実装されていませんが、試した化粧品はECサイトで購入することもできます。

– EC機能は実装されたら超便利ですね!!化粧品は店頭で試して買うことがいままでの「当たり前」でしたが、その当たり前が変わるかもしれないですね。

精密な「盛り」を実現する、175スポット顔認識

– Meituさんのアプリを使っていて思ったんですが、フィルターの動きがとてもスムーズですよね。リアルタイムで画像がスムーズに変わりますし、フィルターがはみ出したりせずに顔に違和感なく付いてきます。技術面で何か特徴があるからなんでしょうか?

石川: Meituのカメラアプリは顔認証のスポットを175点で捉えているんです。競合他社はだいたい100点ですね。だから他社のアプリと比べてリアクションが早く、精度が高い修正ができるんです。この技術は現時点だと、他社では真似できないものだと思います。

それと、Photoshopのような細かい修正ができることもMeituのカメラアプリの特徴です。目を大きくするのはもちろん、肌の質感をなめらかにしたり、クマを消したり、歯を白くしたり。すべて自分で「ほどよく」できるんですよ。

– かけたいところにピンポイントに補正がかけられるのがいいですね!自動で顔全体に補正がかかってしまうとやりすぎ感がでちゃうし。不自然な「ゴリ盛り」にならず、パッと見て分からない程度に「ナチュ盛り」ができるのがすごい!

石川:Meituのユーザー層に30〜40代の方が多いのも、ナチュラルに盛れるからだと思います。自撮りをすると自分の顔のパーツやお肌の色が気になるじゃないですか、「もうちょっと目を大きくしたい」とか「今日は肌の色が悪いな」とか。

あとは、一緒に撮った女友だちの写りが悪った時ってありますよね。そんな時にピンポイントで修正できるからSNSにも投稿しやすい。ユーザーさんに使っていただいている理由はそこだと思います。

目を大きくする機能を使って〇〇をビッグに、海外での意外な使われ方

– MakeupPlusやBeautyPlusは全世界でリリースされていますけれど、どの国のユーザーに人気があるんでしょう?国によって美意識は違うと思うのですが、ローカライズはされているんですか?

石川:ローカライズはこれからどんどんしていきます。ユーザーは中国がメイン、次にアメリカや日本が中心なので、様々なお肌の色に対応できるようになっているんです。初期設定でユーザーの肌の色が選べて、フィルターの補正加減が変わるようにしています。

ローカライズの話ではないんですが裏技的な面白い使われ方があって、ヨーロッパやアメリカでは顔だけじゃなくて、体に補正をかける人もいるんです。目を大きくする機能を使って、胸やお尻を膨張させてセクシーに見せているそうですよ。

– アメリカでは『ベルフィー』(お尻の自撮り)が流行りましたもんねー!いまはアメリカや日本、中国を中心に普及しているとのことですが、次にユーザー数を増やしていきたい国はありますか?

石川:そうですね。すでにリリースしていますがインドは人口も大きいですし、これから伸びていきそうです。すでに普及しているインドネシアでは競合もそこまでいないので、DAUも非常にアクティブになっています。競合がいない国はまだまだあるので、積極的に展開していきたいですね。

全世界10億人のユーザーがいるからできること

– 次にマネタイズについてお聞きしてもいいですか?

石川:マネタイズは主にアプリ内の広告で行っています。クライアントから直接お受けする場合もありますし、代理店を通しての出稿もあります。

広告主になってくださるクライアントは化粧品メーカーや美容系など女性系のものがほとんどです。中国本社の方では、FENDIさんとタイアップを行ったこともありますね。ほかには、映画や人気ドラマ、最近では韓国コスメのVelyVelyさんとタイアップして、フィルター機能を追加しています。

– Twitterにハッシュタグを付けて、コラボフィルターの写真をアップするとプレゼントがもらえるものですよね?そうしたタイアップができるのも、ユーザー数が多いからできることですね!数億もの人にDLされているアプリですから、今後はプラットフォームとしての活用も考えているのでしょうか?

石川:考えてはいますけれど、いまは化粧品の「EC展開」に注力しています。「カメラでメイクができて、試した粧品をそのままアプリで買えるアプリ」。そういったブランディングを進めていきたいですね。

そうだ、あやんせ、せっかくなのでMakeupPlusを使って、ちょっと昔の「コギャル風メイク」で盛ってみませんか?設定をギャル風にして、せーの!!

– すご(笑)!!女性って、ちょっとでも「綺麗に写りたい」ものですよね。そのニーズに技術や機能でしっかりと応えているからMeituさんのアプリはユーザーに支持されているのでしょうね!!本日はありがとうございました!

あやんせ
渋谷で働くIT女子。メディアコンサルタントとしてディベロッパーさんのお力になれるよう日々奔走中。もうすぐ夏、海が大好き。
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